ナシ・カンダー
Posted on 5月 9th, by cinemalaysia in 未分類.
�c�C�[�g
映画『パパドム~パパの味』で主人公が売っている、インディアン・ムスリム料理。“ペナンに行ったらナシ・カンダー!”というぐらい、有名なカレー料理で、パパドムと一緒に食べると格別である。ランチタイムなどのピーク時間を過ぎた後だと、パパドムが品切れで涙を呑むこともしばしば。フライドチキンなどのほかに、数種類のカレー(ソースのみ)をたくさんかけて食べるのが一番おいしい食べ方なので、注文するときはぜひ、“Kuah banjir!(カレーソースは洪水で!)”と言ってみよう。ただし、使用されているスパイスのせいなのか、食べた後異常に眠くなる。ペナンである機関の長を務めるマレーシア人の友人は、「会計監査が入っている日のランチに出すのが一番よ!眠くなっちゃうから午後は質問ゼロ!」と言っていた。
『パパドム~パパの味』は日本にはまだあまり紹介されていないペナンの魅力が溢れる映画。冒頭とエンディングに突如登場するのは、伝統芸能ボリアの演者たち。ルンバかチャチャチャか、それともパラパラか!?とも思えるような陽気な振り付けで、ど派手な衣装を身にまとってコメディ交じりに歌い踊るこのボリアも、ペナンが誇る文化の一つである。
text by 国際交流基金クアラルンプール日本文化センター 久貝京子